本文へスキップ

プラズマ エネルギー デザイン 研究室 〜 Design the Future of Plasma Science and Energy Science 〜

光と粒子の プラズマ サイエンス
&
至近未来の エネルギー サイエンス

Plasma Science

光と粒子の織り成すプラズマ反応を紐解き、その挙動を予測する

原子・分子・イオン・電子・光】
プラズマとは、原子や分子から電子が飛び出してイオンになったり、光を放射したりする状態のことを指します。固体よりも液体、液体よりも気体、気体よりもプラズマの方が、より高いエネルギーを持っていて、より"バラバラ"な状態にあります。  

【宇宙の ほぼすべては プラズマ状態】
私たちの住む地球は、多様な物質がぎっしりつまった、宇宙では非常に稀(まれ)な存在です。そんな特異なプラズマ状態を自在に操り、科学研究や産業応用に利用することができるのでしょうか。  

【プラズマ反応を操る】
室温環境にあるにも関わらず高い電子エネルギーと粒子活性度を実現できる低温プラズマは、大気中のみならず液体中でも生成でき、その特異な物理的・化学的特性が注目されています。大気圧プラズマ反応場は、従来の枠を超え、癌治療などの生体医学領域・触媒工学などのエネルギー領域・水質改善などの環境工学への応用が期待されています。 

【マルチフィジクス・モデリング】
プラズマの物理・化学・電気・流体的な性質の"モデリング"(複雑な現象を、たかだか人間が理解できる程度にまで単純化して、数学的に表すこと)に力を入れています。




Energy Science

自然科学と社会科学を融合した 至近未来 シティ シミュレーション

"街づくり"のモデル化】
電気をどのようにつくり、どのように使うのか。街づくりにおいては欠くことの出来ない視点です。発電・送電・配電の技術、国や自治体の政策・施策、実社会の経済的側面、私たちがどのような将来を望むか、など複雑に絡み合った事象をモデル化することができないでしょうか。  

【アシモフの未来予測モデル】
アイザック・アシモフの古典的SF小説「ファウンデーション」* には、銀河帝国の滅亡を乗り越えて人類が再生・再興する未来を一千年にわたり予測可能な学問が描かれています。それは、一定の社会的・経済的刺激に対する人間集団の反応を扱う数学の一分野、だそうです。
* 「銀河帝国興亡史1ファウンデーション」アイザック・アシモフ著 岡部宏之訳 早川書房  

【ハードな科学とソフトな科学】
そこまで壮大な話でなくてもかまいません。私たちの電気の使い方一つをとっても、街全体の将来像を予測することは簡単ではないのです。それは、理学・工学的な自然科学(ハードな科学)と、経済的・心理的な社会科学(ソフトな科学)の両側面を考えにいれる必要があるからです。 

【至近未来を読み切れるか】
変化する街の構造・形態は、その機能・活動にどのような影響を与えていくのでしょうか。為政者の打ち出すキャンペーンと個人間に広まる噂(うわさ)は、どちらが大きな影響力を持つのでしょうか。自己の利益を最優先する個人の集まりは、地域全体としての"スマートさ"を生み出すのでしょうか。ハードサイエンスとソフトサイエンスを融合することで、至近未来の描像を得たいと考えています。


ナビゲーション